検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年
検索結果: 10 件中 1件目~10件目を表示
  • 1

発表形式

Initialising ...

選択項目を絞り込む

掲載資料名

Initialising ...

発表会議名

Initialising ...

筆頭著者名

Initialising ...

キーワード

Initialising ...

使用言語

Initialising ...

発行年

Initialising ...

開催年

Initialising ...

選択した検索結果をダウンロード

報告書

IAEA ENVIRONETへの関与及び鉱山跡措置に係る海外事例調査

齊藤 宏

JAEA-Review 2016-009, 80 Pages, 2016/07

JAEA-Review-2016-009.pdf:8.28MB

人形峠環境技術センターでは、ウラン鉱山の鉱業活動を終了し、現在は鉱山保安法に基づき施設の維持管理を行うとともに、鉱山跡措置を進めている。これまでに、効率的な鉱山跡措置のため、最適な進め方、施設間の優先順位、具体的な調査項目や方法等について検討してきた。その結果、今後検討し解決する必要のある課題が残されていることが分かってきた。そこで、関連分野の海外の専門家との意見交換等により知見を得るとともに、海外の休止ウラン鉱山において先行して実施された又は実施中の事例に係る情報を取得するため、IAEAが構築した環境修復に係る多国間ネットワーク"ENVIRONET"に平成21年の構築以降継続して関与し、年次総会及び運営委員会に出席するとともに、同様な課題を有する出席者との関係を強化してきた。また、文献及びウェブサイトの調査を並行して行い、必要な情報取得を行ってきた。ENVIRONETへの関与により取得した情報と文献調査より得られた情報とあわせて、追加し調査を行う休止ウラン鉱山とそこで取得すべき具体的な情報を事前に抽出したうえで、該当する鉱山を対象に現地調査及び打合せを行い、必要な情報を取得し、これらの整理を行った。

報告書

新法人作業部会・本会合、資料(動燃改革)

千崎 雅生

PNC TN1100 98-002, 208 Pages, 1997/12

PNC-TN1100-98-002.pdf:6.97MB

新法人作業部会は、動燃改革検討委員会報告書(以下「委員会報告書」という。)を受け、平成9年8月に発足した。爾来、動燃改革の具体化に向け、現地調査も実地しつつ検討を進めてきたところであるが、新法人の骨格ともいうべき基本構想の大枠がまとまったので、これまでの作業の結果をここに中間的に取りまとめた。当作業部会としては、今後、さらに検討を重ね、来春を目処に成案を得る予定である。委員会報告書にあるように、「動燃は解体的に再出発する」とともに、新法人は、「動燃に蓄積された人材・技術・ノウハウ等を最大限に活用しつつ」その事業の大部分を継承することになることを考えれば、動燃自らの意識改革と自己改革が新法人の設立に先立って徹底的に行われなければならず、それが新法人設立の必要意見でもある。組織の改革を通して職員の意識改革を図ることは決して容易なことではないが、逆に、そのような困難な作業に成功した場合にこそ真の改革がもたらされるということも他に例がみられる。本基本構想の立案に当たっては、現在、動燃自らにおいて行われている改革活動が実効を上げるとともに、新法人が動燃の業務、人材、施設や設備等を継承する上で次のような条件が満足されることを前提としている。1)動燃は、新法人への移行までの間に、役員及び職員の意識改革のための施策を具体的に立案しそれを実効するとともに、その事実を国民に向け発信し、自己改革の進展について国民に理解が得られるように努めること。2)動燃は、現在実施している業務内容を全面的に点検し問題点や将来の課題等を抽出するとともに、各部門ごとにそれらに対する具体的な対応計画を策定した上で業務引継書を作成し、新法人への引き継ぎの準備を進めること。また、ウラン探鉱、ウラン濃縮及び新型転換炉開発の3つの整理縮小事業については、関係方面と協議の上、整理縮小計画を策定し新法人に引き継ぐよう準備を進めること。3)特に、安全関係については、動燃は、自らによる安全性総点検と新法人タスクフォースによる現地調査の結果等を踏まえ、施設・設備とその管理・運営等に関し、改善すべき点は改善し、残された課題については明確な改善計画を策定して新法人に引き継ぐよう準備を進めること。

報告書

試錐調査による表層の水理地質構造の把握(その1)

久田 司*; 三輪 章*; 平川 清純*

PNC TJ7409 97-003, 95 Pages, 1997/03

PNC-TJ7409-97-003.pdf:3.19MB

本報告書は、動力炉・核燃料開発事業団東濃地科学センターが実施している広域地下水流動調査の一環として、東濃地域における表層地質の分布や構造および表層部における地下水の賦存状態を明らかにすることを目的とし、瑞浪市釜戸町エスポラン地区および日吉町常柄地区において地表踏査、試錐掘削、電気検層および簡易揚水試験を実施し、これらの地区の表層の水理地質構造を調査した成果報告書である。釜戸町エスポラン地区では濃飛流紋岩類の表層風化部を帯水層として地下水が賦存し、日吉町常柄地区では瑞浪層郡明世累層の礫岩および砂岩中に地下水が賦存することが確認された。これらの帯水層について、簡易揚水試験(揚水井単独の揚水試験および水位回復試験)を実施し、帯水層係数(透水量係数、透水係数、貯留係数、比貯留係数)を算出した。その結果、各地区において10-4cm/secのオーダーの透水係数が得られた。また、本調査において用いた手法により、表層の水理地質構造の概略が十分に把握できることが明らかになった。

報告書

ニアフィールド岩盤中の物質移行経路のモデリングに関する基礎研究(2)(最終報告書)

斎藤 茂幸*; 諸岡 幸一*; 池田 則生*; 杉山 和稔*

PNC TJ1211 95-002, 440 Pages, 1995/03

PNC-TJ1211-95-002.pdf:11.43MB

本研究は、ニアフィールド岩盤中の物質移行経路のモデル化の基礎となるデータを、実際の岩盤性状を把握することにより収集し、ニアフィールド性能の定量化に資することを目的として実施するものである。今年度は尾去沢鉱山、北秋珪藻土鉱山、槇峰鉱山、高知南西部、生野鉱山、下川鉱山、明延鉱山、細倉鉱山にそれぞれ分布する黒色頁岩、凝灰岩、珪藻土、千枚岩、砂泥互層、流紋岩、輝緑岩、はんれい岩・粘板岩、凝灰岩を対象に調査した。調査内容は、延長10m$$times$$幅1mを基本とした露頭スケールでの肉眼観察(通常スケッチ)、特定の移行経路(亀裂等)に対して行う肉眼による観察(詳細スケッチ)、数100m$$sim$$数kmスケールでの破砕帯の分布調査である。通常スケッチは今年新たに加えられた岩種を対象として、割れ目の主体とした情報を収集し、その結果を1/10のスケールで整理した。詳細スケッチは、物質移行に寄与すると考えられる構造の詳細形状を主体に1$$sim$$10倍のスケールでスケッチした。破砕帯の調査結果は1/5,000$$sim$$1/1,000のスケールで整理するとともに、破砕帯の走行・傾斜、破砕帯構成物質、破砕帯の幅、湧水の位置と湧水量の観点でとりまとめた。上記の調査結果から各サイトごとに割れ目の幾何形状、現象及びそれらの組み合わせ様式により整理上の分類を行い、それぞれの間隔、規模、マトリクス性状等をまとめた。その結果を基に割れ目の分類・整理を行い、それぞれについて共通事象を抽出することにより透水に寄与する地質構造のモデル化を予備的に行った。その結果として、各スケッチサイトごとの地質構造に係るモデルと空隙の分布形状に係るモデルの2種類のモデルを提示した。

報告書

ニアフィールド岩盤中の物質移行経路のモデリングに関する基礎研究(2)(報告書概要)

斎藤 茂幸*; 諸岡 幸一*; 池田 則生*; 杉山 和稔*

PNC TJ1211 95-001, 75 Pages, 1995/03

PNC-TJ1211-95-001.pdf:2.1MB

本研究は、ニアフィールド岩盤中の物質移行経路のモデル化の基礎となるデータを、実際の岩盤性状を把握することにより収集し、ニアフィールド性能の定量化に資することを目的として実施するものである。今年度は尾去沢鉱山、北秋珪藻土鉱山、槇峰鉱山、高知南西部、生野鉱山、下川鉱山、明延鉱山、細倉鉱山にそれぞれ分布する黒色頁岩、凝灰岩、珪藻土、千枚岩、砂泥互層、流紋岩、輝緑岩、はんれい岩・粘板岩、凝灰岩を対象に調査した。調査内容は、延長10m$$times$$幅1mを基本とした露頭スケールでの肉眼観察(通常スケッチ)、特定の移行経路(亀裂等)に対して行う肉眼による観察(詳細スケッチ)、数100m$$sim$$数kmスケールでの破砕帯の分布調査である。通常スケッチは今年新たに加えられた岩種を対象として、割れ目の主体とした情報を収集し、その結果を1/10のスケールで整理した。詳細スケッチは、物質移行に寄与すると考えられる構造の詳細形状を主体に1$$sim$$10倍のスケールでスケッチした。破砕帯の調査結果は1/5,000$$sim$$1/1,000のスケールで整理するとともに、破砕帯の走向・傾斜、破砕帯構成物質、破砕帯の幅、湧水の位置と湧水量の観点でとりまとめた。上記の調査結果から各サイトごとに割れ目の幾何形状、現象及びそれらの組み合わせ様式により整理上の分類を行い、それぞれの間隔、規模、マトリクス性状等をまとめた。その結果を基に割れ目の分類・整理を行い、それぞれについて共通事象を抽出することにより透水に寄与する地質構造のモデル化を予備的に行った。その結果として、各スケッチサイトごとの地質構造に係るモデルと空隙の分布形状に係るモデルの2種類のモデルを提示した。

報告書

ニアフィールド岩盤中の物質移行経路のモデリングに関する基礎研究(成果報告書)

佐々木 憲明; 原 啓二; 秋好 賢治

PNC TJ1211 94-004, 317 Pages, 1994/03

PNC-TJ1211-94-004.pdf:9.94MB

本研究は、ニアフィールド岩盤中の物質移行経路のモデル化の基礎となるデータを、実際の岩盤性状を把握することにより収集し、ニアフィールド性能の定量化に資することを目的として実施するものである。今年度は生野鉱山、下川鉱山、明延鉱山、尾去沢鉱山、細倉鉱山、高取鉱山の坑内を主体に、それぞれに分布する流紋岩質溶結凝灰岩・花崗閃緑岩、輝緑岩、斑れい岩・粘板岩、頁岩、凝灰岩、砂岩を対象に、1m$$times$$10mの規模の岩盤壁面のスケッチを肉眼観察で実施し、割れ目を主体とした情報を収集した。その結果を1/10のスケールで整理するとともに、割れ目の走向・傾斜、割れ目の連続性、空隙充填物質、岩盤分類等の観点でとりまとめた。その結果、異なる方向性を有する数種類の割れ目群がそれぞれのスケッチ箇所で把握されるとともに、湧水を伴う割れ目の観察結果から、主要割れ目が規則的に発達し、それらを連結する小規模な割れ目が発達するところに湧水が多いことがわかった。さらに、配列の規則性、特徴的な構造や規模、存在物質等の観点で、岩盤の物質移行に係る幾何学的特性のパターン化に向けた検討を行うとともに、岩石の種類を考慮した上での物質移行特性に係る地質構造のモデル化を、湧水割れ目及び連結性を有する割れ目について予備的に行い、それら割れ目の簡略化した分布パターンを図示した。

報告書

ビスムート社 ウラン生産・製錬施設における浄化・修復の調査

not registered

PNC TJ7064 93-002, 135 Pages, 1993/03

PNC-TJ7064-93-002.pdf:2.57MB

過去40年にわたり旧東独で開発生産が行なわれたビスムート社のウラン生産・製錬施設によりもたらされた環境汚染の実体が1990年の東西両ドイツの統合によって明らかにされた。この汚染は現在知られているかぎり単独の企業体によってもたらされた世界最大級の規模のものであり、ドイツ政府は先進諸国の助力を得て今後長期にわたることが確実なその浄化・修復作業を開始しようとしている。こうした大規模な汚染の実体を把握するため1992年5月には現地を訪問し、短期間の調査を実施した。本調査はこの現地調査以降明確になりつつある浄化修復計画の細部を資料面から把握することを目的とするものである。こうした大規模な汚染とその浄化・修復計画双方の実体を把握することにより、これからの動燃ひいては日本の環境保全対策に関する技術開発や安全管理を進めるうえでの基本的な方針を決定するうえに重要な意義を持っている。

報告書

火山ガラス及びベントナイトの長期変質挙動に関する調査研究 (概要)

not registered

PNC TJ1308 93-002, 35 Pages, 1993/02

PNC-TJ1308-93-002.pdf:1.21MB

高レベル放射性廃棄物の地層処分に係わるナチュラル・アナログ研究の一環として、火山ガラス及びベントナイトの変質性状に関する調査を実施した。火山ガラスについては、285年前に噴出した富士宝永スコリアガラス及び房総半島茂原ガス田に分布する鮮新世から前期更新世の地層に挟在するスコリアガラスを対象に変質に関与した地下水の水質について調査した。スコリアの変質に関与した地下水の水質は、宝永スコリアではCa-HCO3型(溶存成分量0.40$$sim$$0.80meq/L )であり、深度が増加するにしたがって、pH、HCO3-及びSiO2濃度が増加する傾向が認められた。一方、房総半島茂原ガス田に分布する鮮新世から前期更新世の地層に挟在するスコリアの変質に関与する地下水は、化石海水起源であり、Na-Cl型で海水に極めて近い塑性を有している。ベントナイトについては、新潟県村上市の粘土鉱床を対象として、粘土及び凝灰岩の物理・化学特性を分析・試験し、緩衝材に対する類似性を調査した。また、島根県大田市北部地域のベントナイト鉱床について現地調査及び分析を行った。村上鉱床及びその周辺に認められる変質帯を、変質鉱物組合せとその分布、産状を考慮して、次のように分帯した。I.パイロフィライト帯(I帯)II.セリサイト帯(II帯)III.高結晶度のモンモリロナイト帯(III帯)IV.セリサイト/モンモリロナイト混合層帯(IV帯)V.低結晶度のモンモリロナイト帯(V帯)このうちのIV帯からV帯は黒雲母流紋岩体の貫入による熱変質により、I帯からIII帯までは熱水の活動により生成されたと推定された。これらの地質現象は、後期中新世後期(約5.5$$sim$$6.5Ma.)に、次に示す順に進行したと考えられる。1)白色流紋岩の活動とそれに伴う凝灰岩の堆積2)黒雲母流紋岩体の貫入3)黒雲母流紋岩体の熱変質によるIV帯及びV帯の形成4)黒雲母流紋岩体に沿った熱水の上昇5)熱水によるI帯、II帯、III帯の形成また、変質に関与した熱水は、変質鉱物及び変質岩の化学組成等から判断すると、酸性で200$$^{circ}C$$程度、Si、Al、Kに富む酸性火成活動末期のものであると推定される。島根県大田市北部地域では、ベントナイトを胚胎する凝灰岩中に安山岩の岩脈が貫入している露頭を確認することができたが、岩脈付近にセリサイト化を認めることができなかった。

報告書

火山ガラス及びベントナイトの長期変質挙動に関する調査研究

not registered

PNC TJ1308 93-001, 91 Pages, 1993/02

PNC-TJ1308-93-001.pdf:4.32MB

高レベル放射性廃棄物の地層処分に係わるナチュラル・アナログ研究の一環として、火山ガラス及びベントナイトの変質性状に関する調査を実施した。火山ガラスについては、285年前に噴出した富士宝永スコリアガラス及び房総半島茂原ガス田に分布する鮮新世から前期更新世の地層に挟在するスコリアガラスを対象に変質に関与した地下水の水質について調査した。スコリアの変質に関与した地下水の水質は、宝永スコリアではCa-HCO3型(溶存成分量0.40$$sim$$0.80meq/L )であり、深度が増加するにしたがって、pH、HCO3-及びSiO2濃度が増加する傾向が認められた。一方、房総半島茂原ガス田に分布する鮮新世から前期更新世の地層に挟在するスコリアの変質に関与する地下水は、化石海水起源であり、Na-Cl型で海水に極めて近い塑性を有している。ベントナイトについては、新潟県村上市の粘土鉱床を対象として、粘土及び凝灰岩の物理・化学特性を分析・試験し、緩衝材に対する類似性を調査した。また、島根県大田市北部地域のベントナイト鉱床について現地調査及び分析を行った。村上鉱床及びその周辺に認められる変質帯を、変質鉱物組合せとその分布、産状を考慮して、次のように分帯した。I.パイロフィライト帯(I帯)II.セリサイト帯(II帯)III.高結晶度のモンモリロナイト帯(III帯)IV.セリサイト/モンモリロナイト混合層帯(IV帯)V.低結晶度のモンモリロナイト帯(V帯)このうちのIV帯からV帯は黒雲母流紋岩体の貫入による熱変質により、I帯からIII帯までは熱水の活動により生成されたと推定された。これらの地質現象は、後期中新世後期(約5.5$$sim$$6.5Ma.)に、次に示す順に進行したと考えられる。1)白色流紋岩の活動とそれに伴う凝灰岩の堆積2)黒雲母流紋岩体の貫入3)黒雲母流紋岩体の熱変質によるIV帯及びV帯の形成4)黒雲母流紋岩体に沿った熱水の上昇5)熱水によるI帯、II帯、III帯の形成また、変質に関与した熱水は、変質鉱物及び変質岩の化学組成等から判断すると、酸性で200$$^{circ}C$$程度、Si、Al、Kに富む酸性火成活動末期のものであると推定される。島根県大田市北部地域では、ベントナイトを胚胎する凝灰岩中に安山岩の岩脈が貫入している露頭を確認することができたが、岩脈付近にセリサイト化を認めることができなかった。

報告書

ナミビア鉱業事情調査報告書

not registered

PNC TN7420 91-015, 77 Pages, 1991/06

PNC-TN7420-91-015.pdf:2.19MB

ナミビアは、1945年の国際連合の設立に伴い、国連の信託統治領となりその独立を進めたが、以降45年間にわたり南アフリカ共和国による支配が続けられていた。近年の米国、ソ連の緊張緩和を受けて、両国のお膳立てのもと、1990年3月21日正式に独立国となった。独立後のナミビア政府は、白人との融和を図り、また社会主義経済とは一線を画し、「混合経済政策、mixed economic policy」を標榜している。内政面では大きな混乱もなく、政府、行政組織を始め、投資法、鉱業法、原子力法についても着々と整備が進められている。ナミビアは、自由世界のウラン生産量(36,628トンU、1988年)の約10%を占め、今後の世界のウラン供給を支える重要な国である。その全量がロッシング鉱山からの生産によるものである。同鉱山は1976年に生産を開始した世界最大級の露天堀ウラン鉱山で、そのウランは1989年のナミビアのGDPの10.7%、全輸出金額の26%を占めている。低品位ながらも、そのスケールメリット、最断鋭機械の導入、コンピューターを用いた管理の徹底により、生産コストはカナダ・サスカチワン州のウラン生産者に匹敵する水準を維持している。現在、契約量の減少に伴い、操業率は70%弱となっているが、今後28年操業可能なウラン埋蔵量を有し、米国等のナミビア産ウランの禁輸措置の解除とともに、将来にわたり主要なウラン生産者としての地位を保ち続けると考えられる。なお、本報告書の第1章ナミビアの一般情勢及び第2章ナミビアの鉱業情勢をとりまとめるにあたり、三菱商事株式会社の協力を得た。第3章ロッシング鉱山概要は、1990年10月に実施した動燃事業団石堂昭夫、高橋 修、伊藤洋昭による現地鉱業事情調査結果をとりまとめたものである。

10 件中 1件目~10件目を表示
  • 1